調査研究「ヒアリング調査で見えてきた自己作成者の主体性と市民性~在宅ケアの実践におけるケアマネジメントの物語(ナラティブ)」が、勇美記念財団から「勇美賞」をいただきました。
嬉しいご報告です。
2020年3月に完了した調査研究「ヒアリング調査で見えてきた自己作成者の主体性と市民性〜在宅ケアの実践におけるケアマネジメントの物語(ナラティブ)」が、勇美記念財団から「勇美賞」をいただきました。
この賞は、毎年の勇美記念財団の助成対象の研究成果物の中から、研究成果物評価委員会が評価をして、優秀であると評価された調査研究に対して授与されるものです。
講評には次のようにありました。
「ケアプラン自己作成は介護保険制度創設当初より認められていたが、実際には自己作成するケースは極めて少ない。本研究は介護保険の創設期から取り組まれており、同制度の本質に関わる深い内容を含有しているものである。地域包括ケアにおいて、改めて本人のナラティブに寄り添った研究成果を改めて在宅ケアの現場に呼びかけたい。」
私たちが伝えたいことを読み取ってもらえて、そこを評価してもらえたこと、とても嬉しいです。
各地の自己作成者に会いに行って、20回くらい会合して中身を検討して、原稿に落とし推敲に推敲を重ねて、完成まで一緒に頑張ったメンバー、調査に協力してくれた自己作成者、ヒアリングに協力してくれた専門職、行政、有識者のみなさんのおかげで、認めてもらえるような成果につながりました。
ありがとうございました。
なお、報告書はまだ残っています。
ご希望の方は、こちらからお申し込みください。
東京都の各保険者に対する平成27年度介護保険制度改正等に関する調査報告
東京都介護支援専門員研究協議会が、東京都の保険者にアンケート調査をしたそうです。この中に、セルフケアプラン(自己作成)についてのつっこんだ質問も。
http://cmat.jp/report/90/429.html