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第12回
実践型ワークショッププログラム
丸投げしない老後の暮らし方
〜どんな状態になっても最期まで自分らしい暮らしをデザインする〜

日時:2018年8月4日(土) ・ 8月18日(土) 13:30〜17:00
場所:マイルドハート高円寺 (杉並区)

報告
<1日目>
マイケアが年2回×2日開催しているワークショップ初日が4日、開かれました。会場は前回と同様、マイルドハート高円寺(杉並区)。15人の参加者(事務局を含む)は「わくわくランド village」「すいか王国」の2つの班に分かれ、某国民的なアニメを模した30年後の疑似家族になり切りつつ、「82歳女性が要介護認定1となった。明日からの暮らしを考えよう」というお題についてロールプレイングしました。
まず、参加者は「どう暮らしたいか(どう暮らして欲しいか)」を考えてもらい、「今まで通り家族を大切にして欲しい」「静かに暮らしていきたい」「料理したい」「友達と一緒にいたい」というテーマについて、具体的にやりたいことや支障になることなどを議論。
その後、「食事は常にちゃぶ台だけど、高齢者は足腰が大変なので、テーブルに変える」「入浴が大変だけど、他人に見られたくない」といった生活上の支障について、解決の方法やアイデアも話し合っていました。
議論はアドリブで登場人物のキャラクターが改変されたほか、筋書きにない「隠し事」が次々と創作され、笑いが絶えない展開に。さらに、飼い犬を買い物や入浴で「酷使」する斬新なアイデアも披露され、和気あいあいとした雰囲気の中でワークショップ初日は終了しました。

<2日目>
マイケアが年2回×2日開催しているワークショップ2日目が18日、開かれました。会場は初日と同様、マイルドハート高円寺(杉並区)。12人の参加者(事務局を含む)に以下の3つのワークを経験してもらいました。
(1)自己紹介ではなく、他人が自分のことを紹介する「他己紹介」を経験してもらう「自分を知ろう」
(2)介護保険の制度を知ることで、自己負担の後ろに保険財源が動いていることを理解してもらう「制度を知ろう」
(3)介護保険以外でもケアに役立つ地域資源を柔らか頭で探す「地域を知ろう」
このうち、(1)では参加者同士がペアになり、それぞれ3分程度でインタビューを実施。好きな服装や食べ物などへのこだわりを聞き合った後、その結果を「実は○○さんは…」などと紹介し合いました。
さらに、(3)では「動物と触れ合いたい」というお題について、参加者と事務局メンバーが語らいつつ議論。「高齢者の家にペットを派遣する訪問ペットサービスを始める」「里親を探している猫カフェみたいなところに行く」というアイデアを組み合わせ、「事業を始められるのではないか」といった議論に発展。野鳥の餌を置く台を庭に作ることで、鳥に触れられる環境を作るというアイデアも出ていました。
「多世代とつながりたい」というお題についても、「区報を見て面白そうなイベントに参加する」「盆踊りに参加する」「戦争体験でなく、高齢者の体験を聞けるような場を作る」「子ども食堂だと人目を気にして人が集まらないので、もっと気軽な場を作る」などのアイデアや意見が披露されていました。
休憩中には事務局メンバー手作りのケーキも提供。参加者は舌鼓を打ちつつ、ワークショップの感想などを話し合っていました。
今回は初日、2日目ともに人数が少なかったですが、東京都内だけでなく、長野県、千葉県、埼玉県からお越しになる方も。少人数で和やかに中身の濃い議論が展開されました。 (文責・三原)

第11回
実践型ワークショッププログラム
丸投げしない老後の暮らし方
〜どんな状態になっても最期まで自分らしい暮らしをデザインする〜

日時:2017年11月18日(土) ・ 11月26日(日) 13:30〜17:00
場所:マイルドハート高円寺 (杉並区)

報告
マイケアが誇るワークショップも今回で11回目。今回も杉並区高円寺の高齢者・障害者施設「マイルドハート高円寺」の一角を使わせて頂きました。

<1日目>
ワークショップは年2回、2日間開催しており、初日の今日は16人に参加して頂きました(事務局を含む)。ワークでは、参加者の皆さんが2班に分かれ、「某国民的アニメの30年後」をイメージした疑似家族になり、「82歳女性が要介護認定1となった。明日からの暮らしを考えよう」というお題についてロールプレイングしました。

まず、参加者は「どう暮らしたいか(どう暮らして欲しいか)」を考えてもらい、その後は「夫のために今まで通りに尽くしたい」「みんなとおしゃべりを楽しんで暮らしたい」「子どもや孫といつも話したい」などのテーマを議論。「昔なじみのスーパーの店長に食材を届けるようにお願いする」「孫の家に行くようにするため、カートを借りる」「おしゃべりの場を確保するため、近くの公共施設を見学する」といったアイデアを出し合っていました。

休憩時間では、参加者がプレーン、チョコチップ、リンゴの3種類のシフォンケーキを楽しんだほか、終了時には全員が感想をシェアし合う時間を設定し、「介護する人、介護される人の双方で話し合うことが重要」「公的なサービスに頼り過ぎているのは良くない」「『自分のことを自分のいないところで決めないで』という原則を思い出した」「ケアマネジャーでも似たようなワークがあるが、議論が公的サービスに偏りがちなので、新鮮だった」などの声が出ていました。

今回の特色はアドリブを含めて、参加者の皆さんが配役になり切っていたこと。笑いを交えた明るい雰囲気と見事な総合司会の下、ワークは順調に進行し、終了後も会場では参加者同士との会話や会員との交流が続いていました。(文責/三原)

<2日目>

ワークは(1)自己紹介ではなく、他人が自分のことを紹介する「他己紹介」を経験してもらう「自分を知ろう」ワーク、(2)介護保険の制度を知ることで、1割の自己負担の後ろに9割の保険財源が動いていることを理解してもらう「制度を知ろう」ワーク、(3)介護保険以外でもケアに役立つ地域資源を柔らか頭で探す「地域を知ろう」―の3つで構成しています。

このうち、(1)では参加者がペアになり、それぞれ3分程度でインタビューを実施。好きな食べ物や料理をすることへの関心、衣服へのこだわりなどを問うた他己紹介の結果を全員でシェアしました。

(3)では、2つの班に分かれた参加者が「人の役に立ちたい」「おしゃべりがしたい」というお題について、前者は「家で料理教室を開く」「料理を多めに作って近所に配る」、後者は「デイサービスでボランティアをする」「近所のサロンに夫と行く」「友人とファミレスで食事」といったアイデアに加え、「小さなスナックを開いてママになる」「孫のAI人形を作る」「料理の作り方をWebで配信する」「骨折の体験を話したり書いたりして発信する」「地域に長く住んでいるので、昔の地域についての語り部になる」といった斬新な意見も出ました。

参加者は15人(事務局を含む)。いずれの皆さんも休憩中に提供した手作りシフォンケーキで楽しみつつ、活発に意見交換し、和やかな雰囲気でワークが進みました。(文責・三原)

第10回
実践型ワークショッププログラム
丸投げしない老後の暮らし方
〜どんな状態になっても最期まで自分らしい暮らしをデザインする〜

日時:2017年4月16日(日) ・ 4月23日(日) 13:30〜17:00
場所:マイルドハート高円寺 (杉並区)

報告
マイケアが誇るワークショップも今回で10回目。前回に続いて杉並区高円寺の高齢者・障害者施設「マイルドハート高円寺」の一角を使わせて頂きました。
ワークショップは年2回、2日間開催しており、初日、2日目ともに計20人に参加して頂きました(事務局を含む)。
<初日>
ワークでは「某国民的アニメの30年後」をイメージしつつ、参加者が疑似家族となり、「どう暮らしたいか(どう暮らして欲しいか)」「そのための支障は何か」「支障を解決するため、誰が何をやるか」といった問題設定を3班に分かれて議論。参加者の皆さんは「要介護状態になっても、得意の煮物を作り続けられるような手立ては何か」「みんなが仲良く暮らすにはどうするか」「飲み会を減らしてケアの時間を確保したらどうか」などと話し合っていました。
今回は新しい総合司会となりましたが、いつも以上に和気あいあいとした雰囲気の下、終了時間ギリギリまで参加者同士が感想などをシェアし合っていました。

<2日目>
ワークは(1)自己紹介ではなく、他人に自分が紹介される「他己紹介」を経験してもらう「自分を知ろう」ワーク、(2)介護保険の制度を知ることで、1割の自己負担の後ろに9割の保険財源が動いていることを理解してもらう「制度を知ろう」ワーク、(3)自分の希望を実現する地域資源を柔らか頭で探す「地域を知ろう」―の3つで構成しています。
このうち、(3)では参加者が3つの班に分かれて、出された2つのお題について、介護保険サービス以外の方策を議論しました。具体的には、「遠くに住んでいる人と会いたい、話したい」「オシャレしたい」を議論した班は「美容室でオシャレをした後、ボランティアの外出支援を通じて遠出する」、「人の役に立ちたい」「おしゃべりしたい」というテーマを語った班は「近所の仲良しと喋るなど関係を構築することで、社会貢献と自己肯定感に繋がる」といった形で、それぞれ2つのお題を一体的に議論していました。
「多世代とつながりたい」「美味しくバランスのとれたものを食べたい」を話し合った班も「定食屋さんを発掘する」「町会の行事に参加する」などの案が出て来た後、2つのお題を同時にクリアする方策として「飲み屋に行く」という面白いアイデアが披露されていました。
初日と同様、新しい総合司会の下、参加者が活発に意見交換したり、相互に交流したりしたほか、休憩では手作り御菓子も出て、和やかな雰囲気でワークが進みました。(文責/三原)

第9回
実践型ワークショッププログラム
丸投げしない老後の暮らし方
〜どんな状態になっても最期まで自分らしい暮らしをデザインする〜

日時:2016年9月10日(土) ・ 9月24日(土) 13:30〜17:00
場所:マイルドハート高円寺 (杉並区)

報告
<1日目>
ワークショップは年2回、2日間開催しており、今回が9回目。初日は計19人が参加(事務局を含む)し、某国民的アニメの30年後をケースにしつつ、参加者が2班に分かれて疑似家族になり、家族の一員が要介護状態になった後の生活を議論しました。
ワークでは「杖を使いたくないというニーズを満たすため、食事の際のテーブルをどうするか」「家事の負担を減らすため、自動掃除機を買う」「近所の酒屋に買い物を持って来てもらう」「ポケモンGOをやりつつ、買い物に行く」などと面白いアイデアが続出。これまでの家族の歴史に対する世代間のギャップも話題になっていました。
今回は少人数での開催となりましたが、笑い声が絶えない和やかな雰囲気の中、介護保険の基本原則である「自己決定」の意義や、10人いれば十通りのケアプランが生まれる重要性を学び合いました。(文責/三原)

<2日目>

計27人(事務局を含む)が3班に分かれ、
(1)自己紹介ではなく、他人に自分が紹介される「他己紹介」の経験を通じて「自分を知る」ワーク、
(2)ケアプランの計算を実演することで、介護保険の財源構造を知る「制度を知る」ワーク、
(3)自分の希望を実現する地域資源を柔らか頭で探す「地域を知る」のワーク
の3つを実施。
このうち、(3)では「旅行したい」「外出したい」「美味しいバランスのとれた食事を食べたい」のテーマについて、参加者が介護保険サービス以外の方策を議論。賑やかな雰囲気の中、「グーグルアースで外出した気分になる」「航空会社の介護者割引を使う」「孫の運転で温泉旅行に出掛ける」「料理が負担にならない調理器やカット食材を買う」となどの面白いアイデアが出ていました。
事務局による手作りおはぎも出て、休憩中などに参加者が秋の味覚を楽しんでいました。(文責/三原)

第8回
実践型ワークショッププログラム
丸投げしない老後の暮らし方
〜どんな状態になっても最期まで自分らしい暮らしをデザインする〜

日時:2016年4月23日(土) ・ 4月24日(日) 14:00〜17:00
場所:マイルドハート高円寺 (杉並区)

報告
マイケアが誇るワークショップ「丸投げしない老後の暮らし方」を4月23日(土)、24日(日)の両日開催しました。

8回目となる今回は杉並区高円寺の高齢者・障害者施設「マイルドハート高円寺」の一角を使わせて頂き、初日は計25人、2日目は計18人(いずれも事務局を含む)が参加。

初日のワークでは、参加者が「某国民的アニメの30年後」の疑似家族となり、「要介護状態になった某キャラクターの暮らしをどうするか?」について4班に分かれて家族会議をしました。

ワークでは、ケアプランの細かい内容に踏み込むよりも、「どう暮らしたいか(どう暮らして欲しいか)」「そのための支障は何か」「支障を解決するため、誰が何をやるか」といった点を中心に合意形成することに力点を置いており、今回は「家族のメンバーが何をやるか?」だけでなく、不動産屋と酒屋も議論に反映させる仕掛けを採用。参加者の議論では「得意の料理を振る舞う教室を開催することで、地域の人と交流できる場を作る」など風変わりなアイデアも出ていました。

2日目は(1)自己紹介ではなく、他人を紹介あるいは他人に自分が紹介される経験を通じて「自分を知る」ワーク、(2)ケアプランの作成を通じて介護保険の財源構造を知る「制度を知る」ワーク、(3)ケアに使える地域資源を柔らか頭で探す「地域を知る」のワークーの3つを3班に分かれて実施。

(1)は他人に紹介される経験を通じて、自分を客観化する感覚を経験して貰いました。

(2)はケアプランを1行書くだけで、1割(高所得者は2割)の財源の後ろに9割(同8割)の保険料、税金が動いていることに気付いて貰うのが目的。ケアプランを僅か1行書くだけで、どんなに優しい介護保険制度の本を読むよりも、介護保険財源の「本質」を理解できます。

(3)は制度以外でも生活に役立つ資源を柔らかいアイデアで考えることで、「介護=介護保険」とは言い切れないことを知るのが目的で、ワークでは「旅行に行きたい」「オシャレをしたい」などの御題に関して、参加者から「レンタルセニアカーを使う」「孫とメイクごっこをやる」などのアイデアが出ていました。

マイケアのワークと言えば、事務局による手作りお菓子が定番なのですが、今回は初日にイチゴ大福、2日目にリンゴケーキが出て、参加者が舌鼓を打っていました。

さらに、2日目の休憩中にはミニコンサートも開催。会場を貸して頂いた施設にピアノが置いてあった上、音楽家の方が参加されていたので、2曲弾いて頂きました。その際には10人ほどの入居者も聞きに来て、チョットした大所帯に。最後は音楽家の方が「♪兎追いし…」で始まる「故郷(ふるさと)」を入居者とともにアカペラで歌うと、泣いてしまう入居者も出て、いつもと違う素晴らしい雰囲気になりました。(文責/三原)

第7回
実践型ワークショッププログラム
丸投げしない老後の暮らし方
〜どんな状態になっても最期まで自分らしい暮らしをデザインする〜

日時:2015年11月21日(土) ・ 11月28日(土) 13:30〜17:00
場所:細田工務店 杉並リボン館 (杉並区)

報告
マイケアが誇るワークショップも今回で7回目。初日は(1)某国民的アニメをモデルにした疑似家族、(2)自分を他人に紹介してもらうことで、自分を知る「他己紹介」―という内容。

(1)では、参加者が糸野さん一家の一員となり、明日からの生活を議論。設定は同じなのに家族会議の議論、主人公の意見次第でケアプランの内容が変わります。参加者からも「ケアプランが十人十色になることが分かった」などの感想が出ていました。

2日目は(1)介護保険の書類作り、(2)地域資源を掘り起こす―の2つ。終了後はワークの理解を深める「トークライブ」も開催しました。

(1)では1行だけ計算することで、自己負担額の後ろに10倍の金額が動いており、その9割(高所得者は8割)は国民が出した税金と、40歳以上の人が出した保険料で賄われていることを実感してもらいました。

(2)では「要介護状態=介護保険を使う」という凝り固まった考えをほぐし、「地域にどんな資源があるか?」などを柔らか頭で考えるのが目的。例年、ブッ飛んだアイデアが出て来るのですが、今年も「お寺を井戸端会議に利用する」など面白いアイデアが出ていました。

その後、トークライブでは参加者から「自己作成には専門知識が必要なのか?窓口は何処になるのか?」「情報集め、事業者の選び方はをどうすれば良いか」などの質問が出て、それに島村代表が答えていました。

参加者は初日21人、2日目13人(事務局を除く)。テキパキした司会の下、今回もマイケアプランの考え方を緩く楽しく学んで頂けたと思います。(文責/三原)

第6回
実践型ワークショッププログラム
丸投げしない老後の暮らし方
〜どんな状態になっても最期まで自分らしい暮らしをデザインする〜

日時:2015年3月21日(土) ・ 3月28日(土) 13:30〜17:00
場所:細田工務店 杉並リボン館 (杉並区)

報告
年2回開催しているワークショップイベント「丸投げしない老後の暮らし方」、3/21、3/28に無事終了しました。
参加者はスタッフとファシリテーターを除いて27名。20歳代から80歳代まで、多彩な方が集まってくれました。
疑似家族でケアプランを考えるワークショップでは、大切にすることや目指すところは同じでも、そこに至る話し合いが全く違って、結果や方法ではなくプロセスが大切だと実感しました。
そのほか、「自分を知ろう」、「地域を知ろう」、「計算をしよう」のワークショップをしましたが、とても楽しい雰囲気の中で、暮らしについて、制度について、考えていただけたと思います。

第5回
実践型ワークショッププログラム
丸投げしない老後の暮らし方
〜どんな状態になっても最期まで自分らしい暮らしをデザインする〜

日時:2014年9月15日(月) ・ 9月20日(土) 13:30〜17:00
場所:北とぴあ 901・902会議室(王子)

報告
9/15、9/20の2日に渡り、第5回ワークショップイベント「丸投げしない老後の暮らし方」を開催しました。参加者は1日目は初めての満員御礼の38人+ファシリテーター、2日目は19人+ファシリテーターと、延べ50人以上の方に参加していただきました。

年齢層は昭和ヒトケタから平成生まれまで、さまざまな立場の参加者が同じテーブルに着きました。

1日目は、「あたまの整理箱」を使ってケアプランや考える時のツボを体験しました。まず、お馴染みとなったササエさん家族のケアプラン作成。あさひ町、あけぼの町、ありあけ町、ひので町、ゆうひ町、サンセットタウンと6つの町のササエさん家族がヨネさんのケアプランをかんがえました。
次に、介護保険の計算を1行だけして自己負担1割の向こうにある9割を実感しました。

2日目は、「マイライフプランの玉手箱」を使ってのプログラム。
自分を知り伝える→→制度にとらわれず周りにある思いがけない地域資源の掘り起こし→→自己作成トークライブ→→ワールドカフェ(テーマは「身近な人のホンネを引き出すには?」「専門職といい関係を築くには?」「どんな状態になっても自分らしい暮らしをするために?」)と盛りだくさんのプログラム。盛りだくさんでしたが、みなさん、楽しく目からウロコを落としてくださったようです。

年2回開催の5回目ですが、進化し続けています!
まだの方、リピートしたい方は、6回目をお楽しみに!

第4回
実践型ワークショッププログラム
丸投げしない老後の暮らし方
〜どんな状態になっても最期まで自分らしい暮らしをデザインする〜

日時:2014年3月15日(土)13:30〜17:00 ・ 3月21日(金)10:00~17:00
場所:北とぴあ 902会議室(王子)

報告

2014年3月15日(土)疑似家族でケアプランを立てよう

参加者はスタッフ入れて30人。20代から70代まで、立場も職種もさまざまでした。
前半は、擬似家族になって、ケアプランの土台を考えるワークショップ。あさひ町、あけぼの町、ありあけ町、ひので町、ゆうひ町の糸野さん一家に降って湧いた介護問題。いつもながら、同じストーリーでも、家族によって全く話し合いの中身が違い、10人いれば10通りを実感しました。後半は、初めての試みのワールドカフェ。
テーマは、「専門職との良い関係を築くには?」「自分の元気なころの当たり前を介護に反映させるには?」「身近な人が介護を必要になった時、本音をどう引き出すか?」。
前半を受けてたくさんの意見が交わされました。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!

2014年3月21日(金)介護保険の計算をしてみよう・自分を知ろう・地域を知ろう

①「マイライフプランの玉手箱」をもとに「自分を知り」「自分を伝える」ワークショップ
②介護保険自己作成に必要な書類を作り単位数と費用計算をする中で、介護保険制度の仕組みと理念を理解して、利用者が制度を使うツボを知ってもらうワークショップ
③これまでの暮らしを続けて行くために、地域にはどんな使える資源があるか、どんな資源があったらいいか、みんなで出し合うワークショップと、盛りだくさんでした。
地域資源であがったアイデアは、どれもなるほど〜というものでした。
10:00〜16:30の長丁場でしたが、笑い声の絶えない1日でした。1日目同様、20代から70代まで、旧知のごとくに話し合っている光景、嬉しかったです。
と、私、島村が今回、全体を見渡すことができたのは、このワークショップに以前も参加して下さった会員が4人もファシリテーターを引き受けてくださったからなのです。ありがとうございました。
参加してくださった皆さん、ありがとうございましたm(__)m。

第3回
実践型ワークショッププログラム
丸投げしない老後の暮らし方
〜どんな状態になっても最期まで自分らしい暮らしをデザインする〜

日時:2013年8月17日(土)13:30〜17:00 ・ 8月31日(土)10:00~17:00
場所:北とぴあ 902会議室(王子)

報告

2013年8月17日(土)疑似家族でケアプランを立てよう

24人が、あさひ町、ひので町、あけぼの町、ありあけ町の糸野さん家族になって、ケアプランの土台を考えました。
某国民的アニメをモデルにした糸野さん一家で、ここへ至る経緯の設定は同じなのに、グループによって全く違い展開になり、いつもながら新しい気づきの多いワークショップとなりました。
今回から新しいアイテムが登場!みなさん、役になり切ってくださってありがとうございました!

2013年8月31日(土)介護保険の計算をしてみよう・自分を知ろう・地域を知ろう

7人×4つのテーブルの28人、31日の2回目は午前と午後の長丁場でした。
午前中は介護保険の世界にドップリの、介護保険の書類作りと計算をやってみました。計算を1行だけやると、介護保険のサービスは1割の安いサービスではなくて自己負担額の10倍の金額が動いており、その9割は国民が出した税金と、40歳以上の人が出した保険料で賄われていることを実感するんです。
午後は、介護保険アタマを生活者アタマに切り替えて、地域にある使える資源にはどんなものがあるか、あるいはどんなものがあったらいいかを出し合いました。
銭湯や博物館、居酒屋など、たくさんの資源が出てきました。所蔵している古い生活用具などを学芸員が持ってきてくれて、回想法にに役立てるというサービス、本当にやっている博物館があるそうです。
最後の振り返りでは、一人ひとりが自分事として感じたことを発表してくださいました。参加者は、年齢も職種もバラバラで、いろんな立場のいろんな年齢層の人と話ができてよかったという感想もたくさんありました。

第2回
実践型ワークショッププログラム
丸投げしない老後の暮らし方
〜どんな状態になっても最期まで自分らしい暮らしをデザインする〜

日時:2013年2月23日(土)13:30〜17:00 ・ 3月2日(土)10:00~17:00
場所:北とぴあ 902会議室(王子)

報告

2013年2月23日(土)疑似家族でケアプランを立てよう

あさひ町、あけぼの町、ひので町の糸野さんの家で、それぞれのケアプランができました。同じような状態でも中心に話し合ったことは全然違って、いつもながら気づきの多いワークショップになりました。
あさひ町の糸野ヨネさんは、脳梗塞で車いすになってしまいました。でも娘の若菜さんの家には毎週行きたい。それでリハビリを頑張ることになりました。ヨネさんの心が動いて、歩けるように頑張るそうです。
ひので町の糸野さんちは、台所マットで滑って転んで、大腿骨を骨折してしまったヨネさん。退院したところで要介護1でした。ヨネさんはこれからどう暮らしていきたいのか、何がしたいのか、家族は何ができるのか、何がネックなのか、解決するにはどうしたらいいか、家族になりきって考えました。だけど、ヨネさんの、「故郷の金沢に墓参りに行きたい」という望みは、この場では取り上げてもらえなかったようです…。
あけぼの町の糸野さんちのヨネさんも大腿骨骨折で要介護1。今まで通り、家事は自分でやりたいけど、それでみんなに迷惑をかけたくない、というヨネさん。少しずつ家族で負担を分け合うことに。献立を簡単なものにするとか、娘の笹江さんが一品分けてしてくれるとか、夫の民平さんがコンビニで一品出来合いのおかずを買ってくるとか、買い物は孫の高男がネットで注文してくれるとか、土曜日に娘婿の真士男さんが掃除をしてくれるとか、家族の協力が得られそうです。ちょっと不安なお風呂は、週1回くらい隣のトキさんが行っているデイサービスに行って入れてもらえば、という案も出ました。

2013年3月2日(土)自分と地域を知ろう・ケアプランを書いてみよう

今回は、午前・午後の長丁場。午前中は「自分を知ろう」と「地域を知ろう」。制度に飲み込まれないようにするための、マイケアプランのいちばん大切なところです。午後は「ケアプランを書いてみよう」。介護保険の書類を書いて、計算を1行だけしてもらいました。手で1行だけ計算することで気づくこと、それは、40歳以上の人が納めている保険料と税金から出してもらっている9割の金額の大きさ。介護保険サービスは、1割で使える安いお得なサービスなのではなく、その10倍ものお金が動き、9割は財源からでているということ。これは、自己作成を経験した人のモラルにつながっています。参加者は20歳代から70歳代まで、職種もバラバラ、さまざまな視点から、とても意義深いワークショップになりました。

実践型ワークショッププログラム
丸投げしない老後の暮らし方
〜どんな状態になっても最期まで自分らしい暮らしをデザインする〜

日時:2012年8月11日・25日(土)13:30〜17:00
場所:北とぴあ 902会議室(王子)

報告

2012年8月11日(土)疑似家族でケアプランを立てよう

参加者は、20代から70代まで、一般、専門職、研究者、団体などなどの20人。こうしたテーマに、20~30歳代の、まだ介護保険料を払っていない層が3分の1近くも参加してくださったことに感動しました。
マイケアプランに関する統計データなどを用いた「マイケアプラン基礎講座」に続いて、自己紹介から、3つの町(あさひ町、ひので町、あけぼの町)に分かれて「糸野ヨネさんとケアプランをたてよう」というワークショップ。グループによって全く違う展開になって、まさにケアプランは100人いれば100通りでした。
まるで本当の家族のように皆さん議論が弾んでいました。ここでは、ケアプランをたてる前に何が必要になるのかを体験して頂きました。

2012年8月25日(土)自分と地域を知ろう

前回の振り返りを行った後、「自分を知ろう」ワークショップ。用意してあるインタビュー用紙を用いての他己紹介。対話を通して自分自身を深めていきました。マイライフプランの玉手箱の中身のエッセンスを盛り込んでありますので、そのまま書き込むこともできます。
「地域を知ろう」ワークショップは、" 地域資源を50個以上あげよう! " がミッション。50は出ないかなと思っていたらあっという間に出るわ、出るわで、まとめが大変でした…。介護保険サービスだけではないという気付きと、視点を変えれば地域には資源が溢れていることを実感しました。

そして、二日間とも参加したかたに修了証が手渡されました。なんと言っても笑顔と会話がたくさんあったイベントでした。
次回は、今回の反省点も活かしつつ、ヴァージョンアップしていきたいと思います。