※ステップ3と同時並行的にやるのが自然です。
自己作成といっても、ケアプランは孤軍奮闘して立てるものではありません。たくさんの人の意見を聞き、オープンな姿勢でつくっていきましょう。
まず、自分(家族)がどう生きてきて、どのように暮らしていて、この先どのように暮らしていきたいのかを考え、周りとよく話し合って、ありたい暮らし、わが家の方針を定めてください。
そして、できること・できないこと、家族や周りができること・できないこと、どうかかわるかを整理します。
考える道筋
<1.自分を振り返ってみよう>
- 要介護になる前の自分の暮らしを振り返る
- 要介護になってからの自分の暮らしを振り返る
- 人とのかかわり方を振り返る
- どうありたいか考える
<2.わが家の暮らしを考えてみよう>
- 家族の暮らしを考えてみる
- 近隣との人間関係を考えてみる
- 友人などとの人間関係を考えてみる
- 家の中の危険な箇所など、環境を考えてみる
- 近隣の危険な箇所など、環境を考えてみる
<3.自分らしい暮らしを送るための解決方法を考えよう>
- どんな風になりたいのか、何をしたいのかを考える
- 何が支障となってできないのか、何が不安なのかを考える
- どうやったら解決できるか(介護保険に縛られないで、近隣・家族・ボランティア・介護保険以外の公的制度などを同等の選択肢として考える)
<4.1週間の暮らしを見てみよう>
- 解決方法を取り入れた1週間の暮らしを具体的にイメージしてみる
- みんなのストレスがないようにすり合わせる
考える過程で以下を活用してください。
ケアマネジャーから引き継ぐサービス内容を変更せずに利用する場合も、同じように考えをたどってみましょう。そうすると、サービスを利用す目的が改めて分かってくるはずです。
あたまの整理箱
マイライフプランの玉手箱
<5.介護保険制度の書式を使って、介護保険サービスが限度額内に収まっているか、暫定的に計算をしてみます>
よく、要介護度別の限度額を過剰に意識する人がありますが、限度額を意識するのはここまで来てからにしてください。
2019年10月からの消費税増税後、限度額と給付の見直しがされます。
以下の通りの見直しですので、参考にしていただければ幸いです。
居宅介護サービス、居宅介護予防サービス支給限度額
要支援1 5,003単位 ⇒ 5,032単位
要支援2 10,473単位 ⇒ 10,531単位
要介護1 16,692単位 ⇒ 16,765単位
要介護2 19,616単位 ⇒ 19,705単位
要介護3 26,931単位 ⇒ 27,048単位
要介護4 30,806単位 ⇒ 30,938単位
要介護5 36,065単位 ⇒ 36,217単位
【使う資料】
NEW!! ※R6.6改正に対応済!
介護給付費単位数等サービスコード表(令和6年6月・8月施行版)【介護サービス】
介護給付費単位数等サービスコード表(令和6年6月・8月施行版)【介護予防サービス】
介護給付費単位数等サービスコード表(令和6年6月・8月施行版)【地域密着型サービス】
介護予防・日常生活支援総合事業費単位数サービスコード表(令和6年6月施行版)
地域区分の見直しについて
地域区分の適用地域
参考:WAM NET
<手書きの場合>
サービス提供票・サービス提供票別表に介護保険のサービスを書き落としてみる。
【用紙】
サービス利用票
サービス提供票
サービス利用票別表
サービス提供票別表
【書き方】
サービス提供票の書き方
サービス提供票別表の書き方
<パソコンを使う場合>
ときをダウンロードして、限度額内に収まっているか、計算をしてみる。
自己作成支援ソフト「とき」
万が一、限度額内に収まらなかったら、<3.自分らしい暮らしを送るための解決方法を考えよう><4.1週間の暮らしを見てみよう>に立ち戻って考えてみましょう。
どうしても収まらなかったら、要介護度が低すぎるのかもしれません。市区町村や地域包括支援センターに相談しましょう。