HOME > 自己作成とは > 道具箱 > 3:サービス事業所を選ぶ

※ステップ2と同時並行的にやるのが自然です。

ケアマネジャーに頼らずに事業所を探して自分で選ぶ作業にはそれなりの労力が必要です。 でも、「良い事業所を見分ける目」は確実に養われます。

1.

地域にある事業所の情報を得て、ある程度絞り込む
地域包括支援センターや市区町村には事業所の情報をまとめた冊子などがあるはずなのでもらう。

介護サービス情報の公表制度で、ネットで検索して調べる
LinkIcon介護サービス情報公表システム

東京都など第三者評価を行ってネットに評価が出ている都道府県もあります
LinkIcon福祉サービス第三者評価

2.

片っ端から電話をしてみる
電話をたくさんしていると、電話口の第一声で、その事業所の質が何となく推し量れるようになります。「ケアプランは自己作成」と伝えた時の相手の反応は、さまざまです。 「自己作成」と聞いたとたんにいぶかしげな声に変わるところもあります。
「自己作成ってなんですか?」と、自己作成を知らないところもあります。
「うちは自己作成は受けていません」と、ケンモホロロのところもあります。
「うちのケアマネジャーを紹介しますよ」と、営業的になるところもあります。
「一緒に勉強させてください」と、身を乗り出すところもあります。
事業所の「自己作成」に対する姿勢は、事業所の質を推し量る目安になります。

3.

デイサービスやショートステイなどは、良さそうなところをいくつか見学してみる。家族が立てる場合は、もちろん、本人と一緒に。

4.

訪問介護などは、サービス提供責任者などに来てもらって本人が直接会って、話をする。

5.

話して、よく見て、最も良いと判断した事業所と契約する。
このときに、『あたまの整理箱』の1段目~4段目を見せて、すり合わせを行う。

6.

それぞれの事業所に、個別サービス計画書をつくってもらい、実際のケアの中身について具体的に詰める。

7.

すべてのサービス事業所が決ったら、それぞれの事業所、主治医、本人、家族など、かかわる人が一堂に会して、顔の見える中で作ったそれぞれのサービスについて微調整をする。
これには、ケアプランの中身についての相談と意味合いもありますが、チームが顔合わせをして介護の方向性を共有するという大切な意味合いもあります。本人と家族の、「どのように暮らしていきたいのか」という思いをこの場で伝え、方向性を共有してもらうために活用しましょう。

8.

『あたまの整理箱』を最終的に整えて、誰が見てもここまでの過程が分かるようにする。